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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
建設委員会
視察先
福井県 敦賀市
視察案件
シンボルロード化整備事業について
実施日
平成24年10月15日
参加者氏名
鬼丸裕史、荒木洋美、大野とし子、蛭間靖造、今尾安徳、矢島章好、小島文男

視察結果概要

(1)視察先の概要
@位置…本州の日本海側沿岸、福井県のほぼ中央に位置            
A人口と世帯…人口68,788人 世帯28,077世帯(いずれも平成24年9月28日現在)
B地勢…北に敦賀湾口を開いて日本海に面し、他の三方は山岳が連なる。敦賀湾は、東西約8km、南北約12kmで、その海岸線は約54kmにわたり、自然の良港を形成 
C産業…セメントや木材加工など港湾を活用した産業が発展。また、工業地域としても発展  
D交通の要衝…明治2年にいち早く京都−敦賀間の鉄道敷設が決定。平成18年10月に滋賀県方面から新快速電車の乗り入れが開始されたり、平成24年6月に北陸新幹線の金沢−敦賀間の着工認可が決定されたりと、発展を続けています。また、古くから、関西と北陸を結ぶ北陸街道が通る交通の要衝として繁栄。現在も大阪・京都方面や名古屋方面、北陸方面を連絡する広域道路網が整備されたり、平成26年度には舞鶴若狭自動車道が全線開通予定であったりと発展しています。

(2)視察内容
・平成8年に「敦賀市シンボルロード化整備事業基本計画」を策定。 
@市の玄関口→敦賀駅 
A人々の活気を感じさせる→商店街 
B市の歴史的シンボル→気比神宮 
C港町を直接感じさせる→敦賀港         
 これら敦賀市の大きなシンボルをつなぐ軸として、敦賀駅から敦賀港までを対象路線として選定。                          
・ 主な整備内容は、電線の地中化、歩道幅員の拡幅、舗装のグレードアップ、植樹、街路備品の設置、ライトアップ、道路結節点の整備等です。                          
・各ブロックの景観整備テーマ 
@駅前ブロック(市の玄関口)…「気品」 
A本町ブロック(市の中心市街地)…「躍動」 
B気比神宮前ブロック(気比神宮の参道)…「風格」
C相生ブロック(敦賀港のフロント)…「郷愁」
D三和ブロック(歴史の小路)…「歴史」 
E気比神宮横ブロック(気比神宮の門前)…「荘厳」 
F港町ブロック(敦賀港のフロント)…「未来」
・整備事業費
 シンボルロード化整備事業として、6路線を整備しており、市道が4路線、国の直轄国道が1路線、県道が1路線となっており、電線の地中化や、歩道を従来のアスファルト舗装からインターロッキングに変える等、舗装のグレードアップを行っています。
@市道64号線…7,140千円 
A市道183号線…739,244千円 
B市道2号線 518,963千円 
C市道気比余座線…339,289千円 
D国道8号線…782,000千円 
E主要地方道敦賀停車場線…729,000千円 
・彫刻像設置費                     
 モニュメントの設置は、全額市費で行っており、その金額は、77,235千円ですが、そのうち、3,000千円は、著作権料として著作権管理会社に支払っています。なお、モニュメント28体のうち、市が設置したのは15体、残りは市内の企業等が設置しています。従いまして、1体当たりの設置費用は約5,000千円です。
※市道整備とモニュメント設置を合わせ、市の持ち出しは約9億2千万円ですが、これとは別に県道整備の地元市町村負担が発生しており、市費の総額としては約11億円となっています。なお、モニュメントの設置は平成11年度に完了、道路整備についても平成14年度までにすべて計画どおり整備されています。

(3)視察から得られた考察
  敦賀市は、この事業を通して、「調和のとれた街づくり」を目指し、市街地の主要幹線を市民に親しまれる道路とするため、アニメキャラクターのモニュメント像を活用したまちづくりを進めています。
 春日部市においても彫刻像が数多く存在し、敦賀市が取り組むべき「市街地の主要幹線を活用し調和のとれた街づくり」と共通する部分も多く、大いに参考になりました。

視察の様子
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