各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書
視察報告書
- 委員会名・会派名
- 日本共産党
- 視察先
- 埼玉県 草加市
- 視察案件
- 草加市立病院
- 実施日
- 平成24年8月23日
- 参加者氏名
- 秋山文和、卯月武彦、松本浩一、今尾安徳、大野とし子、渡辺浩美
視察結果概要
(1)視察先の概要
草加市立病院(病床数366床)は、昭和33年5月に国保直営診療所として開設され、昭和36年2月に草加市民病院(病床数25床)の名称で事業開始しました。
その後、昭和42年4月に草加市立病院に名称を変更し、昭和62年12月に総合病院として承認されました。
現在の場所に建設が決定したのは平成10年9月。市民等の意見を聞き基本計画を見直し、工事着工は平成14年7月1日。平成16年6月30日に完成し、7月20日に新病院としてオープンしました。
新病院の敷地面積約1万8876u(春日部市立病院1万5040u)、延床面積約3万2千u、地下1階、地上8階。駐車台数は地下などに全部で170台です。
(2)視察内容
1、病院の主な施設・設備の特徴
2、移転新築にあたっての総費用と内訳
3、移転新築にあたって職員の意見反映
(3)視察から得られた考察
建設総事業費は約189億円(建物建築費約101億円、医療機器等備品約31.6億円、用地費32億円など)。財源は起債115億円、基金積立金約57億円などです。
施設・設備の特徴は免震構造で、災害時対応のため広いエントランスホールなどに電源・医療ガス設備を設置しています。
熱源設備では、屋外空冷式ガスタービンエンジンを採用し、3日分の燃料を備蓄。給水でも飲料・医療用に必要な最低限度の3日分の水量を確保しています。
空調熱源は冠水時対策として主要機械は2階に配置し、大気汚染・騒音防止など随所に工夫がみられます。
病室は個室4床室各70室、NICU5室。模擬病室をつくり検討を重ねました。ユニバーサル・デザインの視点も反映させ全体的に明るい雰囲気の施設・設備でした。

視察の様子