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「教育基本法の理念を生かすことを求める」意見書を国に提出することについての請願

請願第2号 「教育基本法の理念を生かすことを求める」意見書を国に提出することについての請願

受理番号
請願第2号
受理年月日
平成18年2月9日
委員会付託日
平成18年3月1日
付託委員会
教育環境委員会
議決結果
不採択
議決年月日
平成18年3月17日
紹介議員
松本浩一

請願の内容

受理番号:請願第2号
 「教育基本法の理念を生かすことを求める」意見書を国に提出することについての請願

件  名
 「教育基本法の理念を生かすことを求める」意見書を国に提出することを求める請願について
要  旨
 政府は、「教育の危機」を招いた原因は教育基本法にあるとして、現基本法を書き換え、「国を愛する心」を盛り込んだ法案を2006年の通常国会に提出しようとしています。つきましては、貴議会で、「教育基本法を変えるのではなく、教育基本法の理念を生かすことを求める」意見書を国に提出していただきますようお願いします。
理  由
 日頃から大変お世話になっております。新日本婦人の会は、女性の要求実現や子どものしあわせのために全国で運動している女性団体です。2003年5月から国連NGOとして正式に認証され、世界の女性と連帯して活動をひろげています。
 私たち母親は、「子どもが毎日通う学校が楽しいところであってほしい」「どの子も勉強がわかるようになってほしい」「何よりも平和な社会であってほしい」と心から願っています。しかしいま、相次ぐ痛ましい事件、「学力格差」という状況や依然として多い不登校・登校拒否、いじめや「学級崩壊」など、子どもと教育をめぐる不安は尽きません。子どもたちの苦しみの大きな要因は、国連・子どもの権利委員会が「極度に競争的な日本の教育制度が子どもたちに発達のゆがみを起こしている」と勧告したように、政府が長い間すすめてきた、競争教育や管理教育にあります。競争の教育ではなく、現行の教育基本法どおりに一人ひとりの子どもの人格が大切にされる教育が行われていたなら、このような状況にはならなかったのではないでしょうか。
 ところが、政府・与党、文部科学省は、「教育の危機」を招いた原因は教育基本法にあるとして現基本法を、全面的に書き換え、「国を愛する心」を盛り込んだ法案を今国会に提出しようとしています。教育基本法を全面的に書き換えることは、憲法改悪の動きと一体となって、再び戦争をする「国づくり」「人づくり」への道に逆戻りさせるものではないでしょうか。
 さらに、政府は教育の目標に「新しい時代を切り拓く心豊かでたくましい日本人」の育成をかかげ、政府・財界の要請に応える人づくりをすすめようとしています。そのために、ごく一部のエリートだけを育てる「教育振興基本計画」を教育基本法に盛り込もうとしていますが、これは国が教育に介入することを禁じた教育基本法を真っ正面から否定するものです。
 私たちは、平和で民主的な日本をつくることを定めた憲法と、その理想を実現するために教育の目的などを定めた教育基本法の理念や子どもの権利条約の精神を、学校教育や社会に生かすことを切に希望します。
 地方自治法第124条の規定により、上記のとおり請願書を提出します。
  平成18年2月9日

会議録

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