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子ども一人ひとりを大切にする、感染症にも強い少人数学級を求める請願

請願第2号 子ども一人ひとりを大切にする、感染症にも強い少人数学級を求める請願

受理番号
請願第2号
受理年月日
令和2年8月17日
委員会付託日
令和2年9月1日
付託委員会
議決結果
不採択
議決年月日
令和2年9月18日
紹介議員
並木敏恵
大野とし子

請願の内容

受理番号:請願第2号
 子ども一人ひとりを大切にする、感染症にも強い少人数学級を求める請願

件 名
 子ども一人ひとりを大切にする、感染症にも強い少人数学級を求める請願について

要 旨
 コロナの危険の中で学ぶ子どもたちに、少人数学級と学校生活を保障してください。

理 由
 コロナによってさまざまな問題が明らかになりました。40人学級では子どもの感染を防ぐための身体的距離もとれません。これから必要となる子どもたちのケアや、学習の遅れへの対応も、40人学級では難しいと思います。分散登校中の少人数授業で、一人ひとりの顔がよく見えることや、授業がよくわかることを、先生も子どもも実感しました。全国知事会会長・全国市長会会長・全国町村会会長も少人数学級の実施を求めています。早急に30人学級、その後速やかに20人程度の学級への移行を実現してください。授業を詰め込みすぎず、仲間との学びと豊かな学校生活を保障してください。
 文部科学省は、授業の遅れは2〜3年かけて取り戻せばいい、心のケアを大切にするという方針を示しました。しかし、多くの学校が土曜日も夏休みも授業をしたり、行事を削ったりしています。楽しみな行事も大切にし、子どもたちに仲間との共同の学びと豊かな学校生活を保障するよう、必要な措置を十分にとってください。
 文部科学省が有識者懇談会でまとめた提言では、全国一斉休校のような状態が続けば、子どもの学びの保障や心身の健康などに関して深刻な問題が生じると警告しています。5月20日に、日本小児科学会は、「学校や教育施設の閉鎖は流行阻止効果に乏しい」「学校閉鎖は単に子どもたちの教育機会を奪うだけではなく、屋外活動や社会的交流が減少することも相まって、子どもを抑うつ傾向に陥らせている」と指摘しました。
 休業要請に比べ、学校の休校が極めて安易に行われました。本来休校は各自治体教育委員会の権限と責任において行われるべきものです。
 萩生田光一文部科学相は、衆議院文部科学委員会で、新型コロナウイルス後の学校の在り方について、小中学校の40人学級の見直しも含めて検討を進めるとの考えを示しました。政府の今年の「経済財政運営と改革の基本方針」に盛り込まれた「少人数によるきめ細やかな指導体制の計画的な整備」の検討について、検討対象に義務教育標準法の見直しが含まれるのかの質問に、萩生田氏は「…少人数の有効性を深掘りしたい」と述べ、含まれることを認めました。
 よって、新型コロナウイルス感染症を防止し、子どもたちが安心して通学するために、少人数学級の実現を求める意見書を国に提出するよう請願します。

 地方自治法第124条の規定により、
 上記の通り請願書を提出します。


2020年 8月17日
 春日部市議会議長  佐藤 一 様

会議録

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