医師や看護師等の不足が大きな社会問題となっています。埼玉県においては、人口10万人あたりの医師数・看護師数は全国最下位にランクされ、深刻な事態が続いています。春日部市立病院は、必要な看護師を確保できずに一部病棟を閉鎖し、医師不足のため、小児科・産科を休診せざるを得ません。小児科については、非常勤医師によって外来を再開しましたが、入院や休日・夜間救急に対応できる小児科の開業医及び病院は市内に1ヶ所もありません。
医師・看護師等を確保し、安心できる地域医療体制を確立することは緊急の課題となっています。
よって、国及び政府においては、医師・看護師等の確保対策を早急に講じ、適切な地域医療体制を確保されますよう、下記の措置を早急に講じられるよう強く要望します。
記
1 医師・看護師等を大幅に増員するとともに、定着促進・離職防止の施策を推進すること。
2 救急医療・周産期医療の体制整備のための支援策の拡充を図ること。
3 小児救急の電話相談事業の充実のための対策を講じること。
4 公立病院の診療体制の強化を図るとともに、中核病院と地域医療機関の連携を強化するための対策を講じること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成20年6月19日
春 日 部 市 議 会
衆議院議長 河 野 洋 平 様
参議院議長 江 田 五 月 様
内閣総理大臣 福 田 康 夫 様
厚生労働大臣 舛 添 要 一 様