本文へ移動
背景色

現在位置 :トップページ意見書 議決結果 › 議第7号 米兵の女子中学生拉致暴行事件に関する意見書

意見書・決議の詳細情報

議第7号 米兵の女子中学生拉致暴行事件に関する意見書

番号
議第7号
議決年月日
平成20年3月17日
議決結果
否決

内容

 去る2月10日、またもや沖縄県において在日米海兵隊員による女子中学生拉致暴行事件が発生しました。米兵は少女を車で連れまわした後、公園路上で暴行、翌11日に強姦容疑で逮捕され、その後、告訴は取り下げられましたが、少女の受けた精神的ショックははかり知れません。
 今回の事件は、1995年の「米兵による少女暴行事件」や2002年の「米海兵隊少佐による婦女暴行未遂事件」を想起させ、この米兵による蛮行は沖縄県民をはじめ米軍基地をかかえる国民に強い衝撃と不安を与えています。復帰後の在沖米軍人・軍属等による犯罪件数は2006年度末時点で5,451件に至り、改まらぬ米軍及び米兵の体質を示しています。全国では1952年度から2006年度までに、米軍が起こした事件・事故は204,785件、日本人死亡者数は1,081人にもなっています。
 度重なる事件・事故は、米軍まかせの再発防止策と日米地位協定の運用改善だけでは対処できない厳しい現状を指摘し、抜本的改善策を求めるものです。
 よって、国及び政府においては、以上の現状を踏まえ、今回の女子中学生拉致暴行事件及び米軍に起因する相次ぐ事件・事故に関し、米軍当局並びに関係機関に対して抗議するとともに、事件・事故の再発防止等に向けて下記事項の徹底と実現を強く要望します。
                   記
1 被害者と家族に対する謝罪及び誠意を持った対応を行うこと。
2 在日米軍人・軍属等の一層の綱紀粛正を図り、事件・事故の再発防止に向けて実効性ある施策を講じること。
3 日米地位協定の抜本的な見直しを図ること。
4 米軍基地の一層の整理縮小と海兵隊を含む兵力の削減を行うこと。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
  平成20年3月17日
                         春 日 部 市 議 会
 衆議院議長     河 野 洋 平 様
 参議院議長     江 田 五 月 様
 内閣総理大臣    福 田 康 夫 様
 外務大臣      高 村 正 彦 様
 防衛大臣      石 破   茂 様
 内閣府特命担当大臣 岸 田 文 雄 様

会議録

Copyright(c) 2007- 春日部市議会公式サイト Kasukabe City Council. All Rights Reserved.