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意見書・決議の詳細情報

議第30号 農産物へのカメムシ類等・高温被害対策について緊急対応を求める決議について

番号
議第30号
議決年月日
令和6年12月16日
議決結果
原案可決

内容

 昨年より、県東部地区を中心に水田や畑、果樹へのカメムシ類等による災害級の被害が広がっています。
稲作に関しては、カメムシ類等の被害に加え、高温被害も重なり一反で一俵も収穫出来ない農家もあるなど、特に飼料用米・米粉用米の収穫に大きな影響が出ているとともに、来年の作付けに向けての資金確保にも大きな影響が出ています。
果樹に関しては、カメムシ類等の被害により、商品にならない品物が多く発生し、令和4年のひょう被害から立ち直りつつある果樹栽培に、大きな打撃を与えています。
 そこで、春日部市の農業を守るため、下記の事項を早期に実施するよう強く求めます。

                                記

1 カメムシ類等の防除については、広域・集団防除が効果的であることから、行政が主体となって生産者に働きかけ、実施可能な地域では来年度の実施に向けて検討すること。
2 カメムシ類等を越冬させないため、農閑期における対策を実施すること。
3 カメムシ類等が、農地以外にも生息しており、特に河川や公園の除草による農地への飛来の報告があるため、除草時期や消毒方法等に関して、国・県・他市など関係機関が緊密に連携を図ること。
4 今回の被害を災害と捉え、予備費や補正予算による年度内の財政出動も視野に入れ、農薬による防除に対して、各戸への補助を検討すること。また、果樹については、被害防止を図る観点から多目的防災網に係る補助制度を措置すること。
5 大きな被害により、来年の作付けや栽培に影響が出ている農家へ融資制度の周知や申請手続に係る支援を行うこと。
6 収量低下により、飼料用米、米粉用米の出荷について大きな影響が出ており、交付金に係る出荷契約数量の変更手続が見込まれるので、市が書類提出の支援を行うとともに、提出書類の簡素化や違約金については、国と全国農業協同組合連合会に減免を働きかけること。
7 カメムシ類等の発生源等の生態研究を進めること。

以上、決議する。

 令和6年12月16日

春 日 部 市 議 会

会議録

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