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意見書・決議の詳細情報

議第19号 「インボイス制度」の中止を求める意見書について

番号
議第19号
議決年月日
令和5年9月20日
議決結果
否決

内容

 インボイス(適格請求書)制度の導入が10月に迫っています。インボイス制度の影響を受けるのは、売上高1,000万円以下で企業と取引している小規模事業者、個人事業者、フリーランス等です。声優、アニメーター、一人親方、個人タクシー、シルバー人材センターで働く高齢者、日雇い労働者などが、新たに消費税を負担する可能性があります。
 これまで売上高1,000万円以下の小規模事業者や個人事業者は免税事業者として、消費税納税義務はありませんでした。しかし、今後はインボイスが無ければ仕入れ額分の消費税が控除できないため、インボイスの登録を求められます。小規模事業者にとって、課税事業者となって消費税を払うか、免税業者のままで倒産するか、どちらにしてもインボイスは「地獄の選択」と言われるゆえんです。
 日本商工会議所は、2023年度の「税制改正に関する意見」で、免税事業者(約500万人)が取引から排除されたり、不当な値引き圧力を受ける懸念があることに加え、発行する請求書の様式変更、システムの入替・改修、受け取った請求書等の登録番号の確認など多大な負担が生じると訴え、「インボイス制度の導入延期を含めた対応」を強く求めました。この声を無視してはなりません。
 延期や中止を求める声の広がりに、政府は「激変緩和」措置をとるとしていますが、それで問題は解消できません。
 よって、政府におかれましては、多くの小規模事業者の経営を困難に追い込み、廃業を増やすインボイス制度の実施を中止するよう強く求めるものです。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 令和5年9月20日

春 日 部 市 議 会

衆議院議長  様
参議院議長  様
内閣総理大臣  様
総務大臣  様
財務大臣  様
経済産業大臣  様

会議録

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