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意見書・決議の詳細情報

議第14号 健康保険証を廃止しないことを求める意見書について

番号
議第14号
議決年月日
令和5年6月19日
議決結果
否決

内容

 政府は、2024年秋に健康保険証を廃止してマイナンバー保険証に置き換える「マイナンバー法等改正案」が今国会で成立しました。
 マイナンバーカード保険証を被保険者全員に届けることは、国と公的医療保険を運営する保険者の責務ですが、マイナンバーカードの取得は、法律上任意であり、健康保険証が廃止となれば、マイナンバーカードを持たない人は、公的保険医療から遠ざけられる結果となりかねません。国民皆保険制度の中で、命と健康が脅かされます。
 また、マイナンバーカード保険証は、医療機関や薬局で窓口に設置されたカードリーダーにマイナンバーカード保険証を置き、顔認証又は4桁の暗証番号を入力して本人確認をするという手続きがあり、3回続けて暗証番号を間違えるとロックがかかってしまうなど、高齢者等には大きな負担となっています。全国保険医団体連合会が行った調査で、約6割が「顔認証付きカードリーダーまたはパソコンの不具合によりマイナンバーカード保険証の読み取りができなかった」との報告があります。
 また、今年5月12日、厚生労働省は、2021年10月から2022年11月の1年間で、マイナンバーカード保険証に、別人の薬剤情報や医療費情報が紐づけされた事例が7,312件あったことを公表しました。別人の情報と取り違えて医療行為や薬剤の投与が行われれば生死に関わります。全国保険医団体連合会は、声明で「投薬、治療情報の取り違えは、疾病の急性増悪、アナフィラキシーはじめ重大な医療事故につながりかねない」と警告しています。
 よって、政府におかれましては、国民の命に大きく関わる健康保険証の廃止を中止することを強く求めます。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 令和5年6月19日

春 日 部 市 議 会

衆議院議長  様
参議院議長  様
内閣総理大臣  様
総務大臣  様
厚生労働大臣  様
デジタル大臣  様

会議録

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