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意見書・決議の詳細情報

議第21号 オスプレイの即時撤去と新たな配備計画の撤回を求める意見書

番号
議第21号
議決年月日
平成30年9月19日
議決結果
否決

内容

 開発段階から欠陥が指摘されてきたオスプレイは、世界各地で墜落などの死亡事故や緊急着陸が多発している軍用機です。
 沖縄県の米海兵隊普天間基地に所属する「MV22オスプレイ」は2016年12月13日の名護市沖の墜落事故をはじめ、2017年1月のオーストラリアでの墜落事故では、乗員3人が犠牲になり、9月にもシリアで墜落事故を起こしました。さらに同月に新石垣空港に緊急着陸しています。
 米海兵隊のオスプレイの重大事故率(10万飛行時間当たりの事故率)は、昨年9月末の時点で、3.27にまで上がっています。オスプレイが構造的な問題を抱える欠陥機であることは、もはや明白と言わざるを得ません。
 それにもかかわらず、在日米軍は、今年4月3日に「CV22オスプレイ」を横田基地へ配備すると公表し、そのわずか2日後に爆音をとどろかせて5機のオスプレイを横田基地に着陸させました。その後、なんの事前説明もないまま、横田基地を拠点に首都圏上空での低空飛行訓練や着陸訓練などを行っています。
 埼玉県の上空でも、オスプレイが飛行しているとの目撃情報が多数報告され、7月2日には、所沢通信施設に離着陸したことが確認されました。これらを日本政府が容認していることは、日本国民の生命を軽視する行為であり、厳しく非難するものです。
 米軍は10月1日には5機の「CV22オスプレイ」を横田基地へ正式配備すると発表し、今後数年間で、計10機と約450人の要員を配備するとしています。
 一方、防衛省も陸上自衛隊が佐賀空港に配備する予定のオスプレイ17機(1機、約200億円)のうち、今年度に導入されるオスプレイ5機を、暫定的に千葉県の陸上自衛隊木更津駐屯地に配備する方向で調整しています。
 埼玉県をはじめ首都圏は、すでに航空機の過密地域であり、オスプレイが日常的な訓練飛行を行えば、空の安全がますます脅かされることになります。市民の命と安全に関わる重大問題と言わねばなりません。
 よって、政府においては、普天間基地からのオスプレイの即時撤去と米軍横田基地への配備に反対し、陸上自衛隊基地への配備・常設計画を撤回するよう強く要望します。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成30年9月19日
                         春 日 部 市 議 会
衆議院議長 様
参議院議長 様
内閣総理大臣 様
外務大臣 様
防衛大臣 様

会議録

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