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意見書・決議の詳細情報

議第7号 北朝鮮の核・ミサイル問題の平和的・外交的解決を求める意見書

番号
議第7号
議決年月日
平成29年9月15日
議決結果
原案可決

内容

 北朝鮮は、我が国をはじめとする国際社会の強い抗議や警告を無視し、核実験を行い、弾道ミサイル等を発射し続けています。今年だけでも9月15日の北海道上空を飛び越え太平洋上に落下した弾道ミサイルの発射を含め10発以上もの弾道ミサイルを発射し、去る9月3日には、過去最大規模とみられる6回目の核実験を行いました。こうした実験の繰り返しにより北朝鮮の核、ミサイル開発の能力は着実に進展し、核、ミサイルの脅威は我が国にとり、これまでにない直接かつ現実的なレベルにまで高まりつつあります。
 また、北朝鮮による核実験の実施や弾道ミサイル等の発射は、これまでにない極めて深刻かつ重大な脅威であり、本年9月に国連安全保障理事会において全会一致で採択された安保理決議第2375号を初め、累次の安保理決議や日朝平壌宣言に違反するとともに、六者会合共同決議の趣旨にも反します。我が国の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認できません。国際社会は、結束した外交努力を展開し、平和な解決を模索すべきであります。
 政府は、地域の安全保障環境が厳しくなる中、米国、韓国、中国、ロシアをはじめとする諸外国との連携・協力し、同時に国民の生命と財産を守るべく、万全な警戒体制を維持し、我が国の平和と安全の確保に全力を尽くすべきです。北朝鮮に挑発行動を自制させるとともに、安保理決議を遵守することを求め、安保理決議の厳格かつ全面的な履行を国際社会に対しても強く働きかけるべきであります。北朝鮮の非核化に向け、国際社会が一致団結して、北朝鮮に対する一層厳格な措置を求めるとともに、我が国としても独自の対北朝鮮措置の徹底及び強化を図るべきであると、以下、強く求めるものであります。
                  記
1 核兵器と弾道ミサイルの開発に執着する北朝鮮は、近隣諸国の脅威のみならず、新たな段階の脅威となっています。この現実を踏まえ、国連の制裁決議の履行を加盟国に強く求めるとともに、北朝鮮核問題が平和的外交的に解決できるよう努力をすること。
2 日本政府は、米国や韓国を始め国際社会と緊密に連携し、中国やロシアにも更なる役割を求めながら、北朝鮮に対する制裁処置を強化し、北朝鮮に対して我が国の最重要課題である拉致問題の早期解決をはじめ、諸懸案の包括的な解決に向けた具体的な行動を強く行うこと。
3 北朝鮮に対し、検証可能かつ不可逆な方法により、既存核・弾道ミサイル計画の放棄を改めて促すとともに、核兵器不拡散条約及び、国際原子力機構保証措置に早期に復帰し、朝鮮半島の非核化が行われるよう、より一層の努力を強く図ること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成29年9月15日
                         春 日 部 市 議 会
 衆議院議長 様
 参議院議長 様
 内閣総理大臣 様
 内閣官房長官 様
 外務大臣 様

会議録

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