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意見書・決議の詳細情報

議第3号 沖縄県民の総意を尊重し、辺野古への基地建設を断念するよう求める意見書

番号
議第3号
議決年月日
平成27年3月12日
議決結果
否決

内容

 名護市辺野古への米軍基地建設の是非を最大の争点として闘われた沖縄県知事選挙で、建設反対を掲げた翁長雄志氏が建設促進の現職知事に10万票の大差をつけて圧勝しました。
 「基地のない沖縄を」の悲願に基づいて実現した、党派を超えての県民ぐるみの大同団結は、辺野古への基地建設は断じて許さないとの揺るぎない県民の総意を重ねて示すものとなりました。
 にもかかわらず安倍政権は「政府の立場は全く変わらず、粛々と進める」(菅官房長官)などと、新基地建設をあくまでも強行しようとしています。これほどの民意無視、これほどの民主主義じゅうりんはありません。
 安倍首相は新基地建設が「沖縄の負担軽減になる」などと宣伝していますが、これは全く事実に反しています。
 建設しようとしている辺野古新基地は、2本の1,800メートル滑走路に加えて、強襲揚陸艦やタンカーが接岸できる軍港をつくり、広大な爆薬搭載エリアを整備する計画となっています。キャンプ・シュワブや隣接する辺野古弾薬庫と一体で運用されることになり、その基地面積は普天間基地の5倍に相当します。
 しかも、辺野古新基地の耐用年数は200年です。これは22世紀どころか23世紀の先々まで、沖縄を基地の鎖で縛りつけるものと言わざるをえません。「負担軽減」どころか、老朽化した普天問基地にかえて、大幅に機能強化され、半永久的に使用できる最新鋭の巨大基地を建設する、これが今進められていることの正体にほかなりません。このような暴挙を断じて認めることはできません。
 よって、本議会は政府に対し、民主主義じゅうりんの新基地建設を直ちに中止し、民意に沿って計画そのものを断念するとともに、普天間基地の無条件閉鎖・撤去に全力で取り組むよう、強く求めるものです。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成27年3月12日
                         春 日 部 市 議 会
衆議院議長 様
参議院議長 様
内閣総理大臣 様
外務大臣 様
防衛大臣 様

会議録

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