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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
立憲民主党
視察先
和歌山県 和歌山市
視察案件
議会広報(SNSを活用した情報発信)について
実施日
令和8年7月7日
参加者氏名
大里 昇

視察結果概要

(1)視察先の概要
  和歌山市は和歌山県の北西部に位置し.同県の県庁所在地及び県内で最も人口が多い中核市です。人口約34.8万人、ものづくりの街・丸編ニット生地の生産で国内1位を誇るほか、木工業や機械製造も盛んです。また、経営の神様として知られる松下幸之助の生誕地です。
 大阪中心部から電車や車で約1時間、関西国際空港から約40分と国内外へのアクセスが良好な立地で、とんこつ醤油ベースの「和歌山ラーメン(中華そば」や、加太の鍋、ヒラメなどの新鮮な海の幸が有名です。

(2)視察の内容
・議会広報(SNSを活用した情報発信)について
 近年、若者世代(いわゆるZ 世代)も身近な広報改革として紙媒体だけではなくSNSを有効に活用した情報発信が地方自治体や議会において求められており、Z 世代にも届く情報発信への重要性が増しています。和歌山市議会や周辺自治体、関連の議論において見られる広報改革やSNS を活用した情報発信の主なアプローチと内容は、親しみやすさの追求、お堅いイメージのある議会情報をZ世代をはじめとする若い世代に「自分ごと」として捉えてもらうため、キャラクターやビジュアル動画を取り入れた見せ方へのシフトが進められている。
 議会側から一方的に発信するのだけでなく、若者世代への街頭インタビューやアプリを活用したアンケート実施をするなど、リアルな声を議会や広報に反映させる「双方向けの取り組み」が重要視されている。
 SNSを活用した多角的な情報発信、多様な公式チャンネルの運用、和歌山市公式SNSでは、X、(旧Twitter )、Instagram、YouTube、LINE、Facebook などターゲット層のライフスタイルに合わせたプラットフォームが使い分けられている。
・デジタル活用に伴うリスク管理とリテラシー向上
 情報リスクへの対策、SNS や生成AI を積極的に活用する一方 で、誤情報の拡散やネット上の誹謗中傷ディープフェイクなどのリスクも表面化しています。これに伴い、SNS・生成AI時代における情報リスク対策といった議員向けの研修会が開催され、適切なデジタルとの向き合い方が議論されている。
・カスハラ、誹謗中傷防止への法整備
 和歌山市は、SNS 上での悪質な誹謗中傷の投稿などを対象に含む「カスタマーハラスメント防止条例」を政令指定都市で初めて全会一致で可決、施行しており、発信の自由を守りつつ安心できるデジタル環境を整える先進的な動きをとっています。

(3)視察から得られた考察
 縦割り、議員任せにしない「組織的な推進体制」の構築「伝える」から「伝わる」へのコペルニクス的転回とZ 世代対策動画の超短尺化と親しみやすさ、地域言語の活用、デジタルとアナログを融合させた「総力戦」の重要性があります。
・今後の課題と費用対効果、留意点
 動画制作や署名人のタイアップには、相応の予算、委託費等や事務局の工数が発生するため、費用対効果コストパフォーマンスの検証が常に求められると言う、地方議会共通の課題も浮き彫りとなった感がありました。
 単に再生回数やフォロワー数を負うだけでなく、それによって議会への関心や投票率、傍聴者数にどう影響したかと言う費用対効果の評価基準をあらかじめ設定した上で段階的な導入を図るべきであると考えます。
 本市議会においても、まずは広報広聴委員会の見直しを検討し、若者層向けに特化したショー卜動画、InstagramのリールやYouTubeショートなどを試験的に導入することから始めるべきであると思います。

視察の様子
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