各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書
視察報告書
- 委員会名・会派名
- 日本共産党
- 視察先
- 長野県 安曇野市
- 視察案件
- デマント交通「あづみん・のるーと安曇野」について
- 実施日
- 令和8年7月23日
- 参加者氏名
- 松本 浩一、卯月 武彦、大野 とし子、角田 妙子
視察結果概要
(1)視察先の概要
安曇野市(令和8年7月1日現在 人口9万5,078人)は、2005年(平17年)10月に旧5町村(豊科町・穂高町・三郷村・堀金村・明科町)が合併して誕生しました。長野県内では長野市、松本市、上田市、佐久市に次ぐ第5位の都市規模となっています。
安曇野市は長野県中央部に広がる松本盆地の北西部、梓川、烏川、黒沢川、中房川などによる複合扇状地上に位置し、全体的に清流に恵まれた地域です。標高は、穂高駅と安曇野市役所で共に540m です。
(2)視察内容
新市合併に伴い、2007年(平19年)10月に試験運行を開始し、自宅までの乗降を可能とする「ドアツードア方式」を採用し、利用者から高く評価されています。
2022年(令和4年)には、ドライバー不足、受付オペレーター不足などの運営面での課題解決や、利用者意見を踏まえた改善を実施するため、AI 活用型オンデマンドバスシステム(予約管理)を導入し、全16台で運行しています。
昨年度の年間利用者数は10万2,417人。事業費は1億386万円(国庫補助971万5,000円)で、運賃収入は1,981万6,201円です。運賃は大人(中学生以上)は300円、小学生及び障がい者は100円、未就学児は無料です。運行時間は午前8時から午後5時までで、年末年始以外は土日祝日も運行しています。予約は、電話のほかにアプリ、LINE で受け付けます。
(3)視察から得られた考察
旧町村単位でバラバラだった交通モードを、新市合併にともない市全域を運行エリアとするデマンド交通を導入し、市内の主要な公共交通としての地位を確立しています。
今後の到達すべきネットワークは「ずっと住みたいまち、きっと行きたいまち」(市地域公共交通計画基本方針)としており、様々な移動ニーズに対して、「必要な移動手段が確保されているまち」、「来訪者が移動ストレスを感じないまち」を目指していることは、春日部市でも参考にしなければならないと感じました。予算規模からしても、デマンド交通を重視してまちづくりを行っていることが分かりました。

視察の様子