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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
公明党
視察先
福井県 小浜市
視察案件
重層的支援体制整備事業について
実施日
令和8年7月29日
参加者氏名
鈴木 一利、木村 圭一、藤原 智子、中村 貴彰、島田 美智子、宗像 英男

視察結果概要

(1)視察先の概要
 小浜市は、人口約2万7千人、面積約233㎢を有し、福井県南西部の若狭地域に位置しています。若狭湾に面し、古くから大陸との交流や京都へ食材を運ぶ「鯖街道」を通じて発展してきました。豊かな自然や歴史、食文化に恵まれ、「御食国」として知られています。
 一方、少子高齢化や核家族化、地域におけるつながりの希薄化などを背景に、高齢、障がい、子育て、生活困窮、ひきこもりなど、複数の分野にまたがる生活課題への対応が求められています。
 小浜市では、健康管理センターに保健・福祉関係の相談窓口を集約し、相談者の世代や属性にかかわらず、関係部署や支援機関が連携して対応する包括的な支援体制の整備を進めています。既存の分野別支援を活かしながら、制度の狭間にある人を取り残さない地域共生社会の実現を目指しています。

(2)視察内容
 小浜市の重層的支援体制整備事業について、健康管理センターに集約された保健・福祉の相談窓口と支援関係機関が連携する体制を中心に話を伺いました。視察時の説明では、最初に相談を受けた窓口が、包括的に相談内容を受け止め、単独の部署では対応が難しい場合には、関係する部署や支援機関につなぎ、複雑化・複合化した課題に対応する支援体制を整備するとのことでした。
 また、既存の制度につなぐだけでなく、必要な支援が届いていない人への継続的な働きかけや、本人と社会とのつながりを回復する参加支援などについても説明を受けました。

(3)視察から得られた考察
 小浜市の取り組みから、重層的支援体制整備事業の本質は、新たな相談窓口を設置することではなく、既存の相談機関をつなぎ、世帯全体を一つのチームで支える体制を構築することにあると学びました。相談者が複数の窓口を回るのではなく、行政側が必要な支援をつなぐ姿勢が重要です。
 春日部市においても、8050問題、ひきこもり、生活困窮など、複数分野にまたがる相談への横断的な対応が必要です。既存の相談窓口や支援機関の役割を整理し、複合的な課題を把握した場合の連絡・調整の流れや、中心となる担当者を明確にする必要があります。
 また、会議の開催を目的とせず、本人の希望を起点として、誰が、いつまでに、何を行うのかを具体化し、継続的に支援状況を確認することが重要であると認識いたしました。

視察の様子
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