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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
公明党
視察先
鳥取県 米子市
視察案件
学校図書館支援について(米子方式)
実施日
平成30年10月30日
参加者氏名
中川 朗、栗原信司、武 幹也、荒木洋美、鈴木一利、木村圭一

視察結果概要

(1)視察先の概要
 米子市は、鳥取県の西部、山陰のほぼ中央に位置し、人口148,498人、市の面積132.42km²となっています。(H30.9.30現在)
 市の大半は平坦な地形で、道路、鉄道、空港などの利便性も高く、古くから地域の交通結節点・宿泊拠点、人の行き来が盛んな「山陰の商都」として栄えてきました。
米子市の特色として、鳥取大学医学部付属病院をはじめ医療機関が充実していることが挙げられ、高齢者にも子育て世帯にもやさしい環境です。企業、商店等が集積する市街地と住宅地や農地がある郊外など、同じ市内でも地域により特徴があり、それらがうまく融合している暮らしやすい街、それが米子市となっています。

(2)視察内容
@ 公用車による配本・回収システムの確立(平成13年度から現在まで)                                                                                                          
 市役所の既存の業務として公用車による文書の配送(市内小中学校・公民館等に公用車が巡回)を行っていて、そのシステムに、米子市立図書館から、市内小・中学校図書館へのリクエスト貸出図書を加えることにより、効率的に図書を学校へ配送するシステムが確立されました。市役所担当課、市立図書館、市内小・中学校が連携しながら、現在も継続して行われています。平成16年度より学校間のリクエスト貸出も加わり、米子市立図書館を中継地にしてこのシステムで配本・回収しています。(米子方式)
A 学校図書館のデータベース化
 平成13〜15年度、米子市小・中・養護学校全校および米子市児童文化センターの所蔵図書データ入力がすべて完了。学校図書館業務が電算化され、学校間の資料検索が可能になりました。平成15年11月、学校間の相互貸借についても、市の公用車によるメール便を利用し配本され米子市立図書館が中継地となっています。                                                                                         平成20年9月、学校図書館業務システムのレベルアップにより、パソコン上で学校間のリクエスト貸出の申込みが可能となりました。現在学校間貸出はさらに活発に行われています。

(3)視察から得られた考察
 読書の重要性については言うまでもなく、特に小・中学校時代にどれだけの本に触れることが出来たのかは子どもの成長に大きな影響があります。その意味において、米子市で展開されている米子方式と言われる取り組みは本市においても参考になる取り組みでありました。どうしても、学校単独での蔵書対応ですと読みたい本や読ませたい本が足りなくなるなどの問題解決の一手であると考察できます。また特にすべての蔵書のデーターベース化はこのような取り組みの大きな要となっており本市でも至急取り組んで頂きたい取り組みであると感じました。

視察の様子
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