各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書
視察報告書
- 委員会名・会派名
- 前進かすかべ。未来の会
- 視察先
- 青森県 五所川原市
- 視察案件
- 新庁舎について
- 実施日
- 平成30年7月10日
- 参加者氏名
- 小久保 博史 岩 谷 一 弘 栄 寛美
海老原 光男 古 沢 耕 作 山 口 剛 一
吉田 稔 永 田 飛 鳳
視察結果概要
(1)視察先の概要
青森県五所川原市は、津軽平野のほぼ中央に位置する旧五所川原市及び旧金木町と津軽半島北西部日本海沿いに位置して南に十三湖を抱える旧市浦村の3市町村が合併して、平成17年3月28日に誕生した。
気候は、年平均気温が10℃前後で日本海の影響を受ける典型的な日本海型気候である。夏は比較的温暖であるが、梅雨頃から夏期にかけ、冷涼な北東風が発生して、しばしば農作物の生育に影響を及ぼす要因となっている。また、冬期間は、強い北西季節風と降雪が特色で、時折、地吹雪が発生し、冬期間における地域住民の生活に影響を及ぼしている。
津軽三味線発祥の地である五所川原市は、作家太宰治の生家「斜陽館」、中世安藤氏の十三湊遺跡群、平成27年2月、海外の山車として初めてブラジル・サンパウロのカーニバルに出陣したほか、本年10月には日仏友好160周年を記念してフランス、パリで開催されるジャポニズム2018に出展が予定されるなど、国内外において知名度が高まってきている「五所川原立佞武多」といった歴史文化資源を擁し、農林水産業を基幹産業とする豊かな自然に恵まれた田園都市である。
人 口: 55,069人 (2018年6月31日)
世帯数:25,553世帯 (2018年6月31日)
面 積: 404.2km²
(2)視察内容
本年5月に開庁となった新市庁舎の基本計画(平成24年6月策定)から開庁に至るまでの経緯・経過、また開庁後の問題点を視察させて頂きました。
・五所川原市新市庁舎建設概要
1) 新市庁舎建設のこれまでの経緯
2) 新市庁舎建設基本計画策定
3) 新市庁舎検討会議
4) 基本・実施設計
5) 庁舎建設工事
6) 公用車車庫建設工事
7) 竣工祭・落成式典
8) 新市庁舎市民内覧会
9) 移転
10) 旧庁舎閉庁式
11) 新市庁舎開庁式
12) 今後の改題
(3)視察から得られた考察
五所川原市の旧庁舎のは@老朽化A耐震B利便性の大きく3点が問題点とされていました。本市でも@・Aは共通であります。
平成23年3月の東日本大震災や合併特例債の発行期限延長の特例法成立が新庁舎建設・着手への大きな転換点となりました。
建設に関しても地域産業発展の為の十分な配慮(杭打1工区、杭打2工区、建設、強電設備、弱電設備、空調設備、給排水衛生設備の7件に分けての入札の実施)と手間を市がかけるといった、市と民間が一体となった事業であるということが分かりました。
また、特色としては
@市民交流・活動の場として「市民の土間及び土間ホールの設置
A市民利用の多い窓口を1階に集約
B窓口はローカウンターと椅子の配置
C五所川原産のヒバ材はじめとした木材を多く採用
D番号発券システム導入による混雑の緩和
E地中熱利用システムによる庁舎のい空調と駐車場の無散水融雪設備の導入
F雨水貯留槽300tの設置よる約570人分の3週間のトイレ洗浄水の確保等があり、本誌の新庁舎建設にも大いに参考となるものでありました。

視察の様子