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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
議会運営委員会
視察先
三重県 亀山市
視察案件
議会改革(議案質疑の一問一答方式)について
実施日
平成26年11月5日
参加者氏名
会田幸一、中川 朗、並木敏恵、鬼丸裕史、
海老原光男、山崎 進、
河井美久(議長)、栄 寛美(副議長)

視察結果概要

(1)視察先の概要
  亀山市は、三重県の中北部に位置し、県内の主要都市である津市や四日市市、鈴鹿市からは、20q圏内に、名古屋から約50q、大阪から約100qに位置しています。
 亀山市の北西部には、標高500mから900m前後の鈴鹿の山々が南北に走り、そこから東方面にかけては、傾斜面の丘陵地や台地が形成され、伊勢平野へと続いています。また、中央部には、加太川や安楽川を支流とする鈴鹿川と中ノ川が東西に流れ、伊勢湾へと注いでいます。
  一方、道路については、東海道が国道1号として整備されましたが、東海道新幹線や名神高速道路など第一国土軸が整備されたため、国土の主軸から外れ、緩やかな成長を遂げるにとどまってきました。しかし、東名阪自動車道、近畿自動車道伊勢線が整備されてからは名阪国道や国道1号とも結節して、企業が立地し内陸産業都市として発展してきました。

(2)視察内容
1.導入に至った経緯・目的
・平成16年6月定例会から、議案質疑及び一般質問について、対面式を導入するとともに、一般質問について、ケーブルテレビの行政チャンネルを利用してテレビ放映を開始した。そして、答弁の順序を質問者、傍聴者等にわかりやすいよう、質疑・質問の議題順に行うこととした。
・平成16年9月定例会から、傍聴者等によりわかりやすくするため、議案質疑については一問一答方式を導入し、質疑の回数制限を廃止することとした。
・平成19年9月定例会から一般質問についても一問一答方式とし、質問回数は3回までとしていたが、平成20年9月定例会から議長の許可を得て4回までできるように改め、平成24年6月定例会からは一般質問の回数制限を撤廃した。
2.内容
 @導入時期…平成16年9月定例会から導入 A質疑回数…回数制限なし B質疑時間…答弁を含めて1人30分 ※ただし、会派(2人会派含む)内から質疑をしない議員1人に付き5分追加でき、40分を限度とする。当初予算、決算の代表質疑(3人会派以上)は1人50分 C質疑日数…3月、9月定例会1.5日 6月、12月定例会1日 D質疑者数(直近1年間の定例会実績)…平成26年9月、10人 平成26年6月、9人 平成26年3月、11人 平成25年12月、10人
3.特色
・1人当たりの質疑時間を答弁込みとしている。
・一問一答方式の手法について、小項目単位、または中項目単位のいずれでも可としている。
4.成果・効果
・一問一答方式により、議員、執行部、傍聴者が質問・答弁がわかりやすくなった。執行部の答弁が簡潔になった。
・質疑時間をあらかじめホームページやケーブルテレビで市民に周知しているため、議員の持ち時間を答弁込みとしたことにより、各議員の放送時間が大きくずれることがなくなった。
5.今後の展開及び課題
・2人会派の取り扱い(代表質疑ができない)。
・議場のカメラシステムの更新(ハイビジョン化)。

(3)視察から得られた考察
亀山市議会では、平成16年9月定例会から議案質疑については一問一答方式を導入しています。亀山市議会でのこの方式は、質問時間の制限はあるものの質疑回数の制限がなされないので、質疑と答弁の正確度を高め、議案の審議を充分深めることができる方式となっています。
 今後、本市議会として、議案質疑の一問一答方式の導入を協議・検討する際には、亀山市議会のよいところを積極的に取り入れていきたいと思っています。

視察の様子
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