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請願 審査結果一覧表

詳細情報

件名

請願第3号 学校給食調理室へのエアコン設置とトイレの洋式化を求める請願

受理日

令和6年2月8日

付託委員会

付託委員会
教育環境委員会
付託日
令和6年2月28日

議決結果

議決日
令和6年3月18日
議決結果
不採択

紹介議員

並木敏恵
大野とし子
今尾安徳
木下三枝子

内容

要旨
 春日部市内の自校式の学校給食調理室は、小学校18校・中学校9校で、エアコンが設置されているのが、小学校4校・中学校1校のみです。また、トイレが洋式化されているのも、小学校4校、中学校4校のみです。安心安全で美味しい給食を子どもたちに作るためにも、栄養士さんや調理員さんの過酷といわざるを得ない労働環境の改善が必要です。全ての給食調理室へのエアコン設置とトイレの洋式化を求めます。

理由
 春日部市内の学校給食調理室(自校式)で、エアコンが設置されているのが、小学校4校(設置率22%)・中学校1校(設置率11%)のみです。また、トイレが洋式化されているのも、小学校4校、中学校4校のみです。
 調理室にエアコンが設置されている、ある学校では、調理室(下処理室、検収室、洗浄室、事務室を含む)全てに、6基のエアコンが設置されています。調理室にエアコンが設置されていない学校は、スポットクーラーが2基から3基程度設置されているのみです。
 現場からこのような声があります。「スポットクーラーはあまり役に立っていません。冷気が出る所にいれば涼しいですが、室温が下がらないので駄目です。」「最近はかなり気温が上昇しているため、調理員が体調を崩さないよう、こまめに休憩を取るようにして頂いています。働き方の工夫だけでは難しい日も多くなってきているので、適温で働ける環境にするためにはエアコンの設置が必要です。」「昨年も気温が高く7月から9月にかけて夏日が続いていました。特に昨年の9月1日からの給食開始は夏日33℃超えで数日、その気候が続いたため食品温度の管理や調理員さんの健康面をとても心配しました。(水温も高く野菜を水にさらしても冷えない等)エアコンの必要性を感じました。」
 このように、美味しい給食を支えてくださっている調理員さんたちの労働環境は劣悪です。調理室にエアコンがない職場では、衛生管理上窓も開けられず、調理室はサウナ状態で、5月くらいから倒れる調理員さんも数人いる状況です。また、衛生上からも、トイレは洋式が望ましいと言われます。しかし、多くの学校給食調理室のトイレは、和式の男女共用です。早急にトイレの改修が求められています。
 労働安全衛生規則「第606条 事業者は、暑熱、寒冷又は多湿の屋内作業場で、有害のおそれがあるものについては、冷房、暖房、通風等適当な温湿度調節の措置を講じなければならない」とあります。調理員さん等の過酷な労働条件をそのままにしているのは、労働安全衛生法の趣旨に明らかに反しています。労働安全衛生規則は、給食調理室の温湿度調整(設備)を義務づけています。労働安全衛生法の趣旨を考えても、また、子どもたちに安心安全の美味しい給食を提供するため、給食調理室の労働環境の改善のため、全ての給食調理室に、エアコン設置とトイレの洋式化を求めます。
 
 地方自治法第124条の規定により、上記の通り請願書を提出します。
  
  令和6年2月8日

 春日部市議会議長  荒 木 洋 美 様

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