請願第1号 加齢性難聴者の補聴器購入に対する助成制度の実施に関する請願
令和5年2月7日
並木敏恵
今尾安徳
大野とし子
木下三枝子
要 旨
加齢性難聴者が補聴器購入時、高額のため、購入できない人が多いので、補聴器購入に対する助成制度を実施していただきたい。
理 由
高齢になると、加齢による難聴者が増え、70代を超えるとその約半数が難聴という推計もあります。難聴でコミュニケーションが困難になり、日常生活が不便になり、そのまま放置しておくと、脳の機能の低下につながり、鬱や認知症の一因になると指摘されています。補聴器を必要とする人が増大していますが、補聴器の価格は片耳でおおむね3万円〜20万円と高額なため、使用率は日本では13.5%です。公的補助制度がある欧米では40〜50%です。日本の使用率が格段に低いのは、補聴器が高額な上、公的助成がほとんどないのが主な要因です。
しかし、国の動きが鈍い中、東京をはじめ全国の市町村で購入費に対する助成が広がりつつあります。本年は杉並区でも助成が決まり、都内23区のうち14区が購入費助成制度を実施しています。高齢者の認知症予防・健康寿命の延伸という観点からも、春日部市においても、補聴器の購入に対する助成制度を早期につくり、実施して下さるよう請願するものです。
地方自治法第124条の規定により、上記のとおり請願を提出します。
令和5年2月7日
春日部市議会議長 鬼 丸 裕 史 様