請願第6号 酷暑から春日部市民の命と健康を守る対策を求める請願
平成30年11月26日
松本浩一
坂巻勝則
今尾安徳
卯月武彦
並木敏恵
大野とし子
件 名
酷暑から春日部市民の命と健康を守る対策を求める請願
理 由
今年の夏は例年にない記録的な酷暑が日本列島を襲いました。
消防庁の発表によると、5月から9月までに熱中症で救急搬送された人は、全国で9万5137人に上りました。前年同期の倍近い人数です。その内亡くなった方は160人でした。年齢別では65歳以上が最も多く4万5781人と全体のほぼ半数を占めています。埼玉県内でも7月1日から29日までに、3119人の方が救急搬送され、亡くなった方が12人、重症の方が120人にも上りました。
厚生労働省は、6月27日付で生活保護実施要領の一部を改定し、本年4月1日以降に保護開始になった世帯や、長期入院・入所から退院・退所した世帯で住居にエアコンがなく、熱中症予防が特に必要な者に対して、家具什器費の一時扶助として5万円の範囲でエアコンの購入費を支給するとしました。また東京荒川区でも福祉部高齢者福祉課が主管部課となって、「酷暑から命を守る緊急対策」を打ち出し、65歳以上の高齢者世帯、障害者世帯、就学児のいる世帯で自宅にエアコンのない熱中症弱者に、エアコン購入費(5万円まで)を助成、1500万円の予算を立て独自実施しています。
来年以降も厳しい酷暑が予想されています。春日部市として、酷暑から市民の命と健康を守る対策を実施していただけるようにお願いするものです。
要望事項
1 自宅にエアコンがない65歳以上の高齢者世帯、障害者、要介護4以上の方のいる世帯、就学前の子ども
のいる世帯に、エアコン等冷房機器購入費を助成してください。
2 自宅にエアコンを保有しない生活保護世帯にエアコン等冷房機器を購入してください。
3 保護世帯が安心してエアコンが使えるように、電気代補助をして下さい。
以上、地方自治法第124条の規定により、上記のとおり請願書を提出します。
2018年11月19日
春日部市議会議長 鬼 丸 裕 史 様