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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
公明党
視察先
沖縄県 名護市
視察案件
名護市観光振興基本計画について
実施日
令和7年10月3日
参加者氏名
鈴木 一利、栗原 信司、荒木 洋美、木村 圭一、藤原 智子、中村 貴彰

視察結果概要

(1)視察先の概要
 名護市は、沖縄本島の北部に位置し、「やんばる(山原)」地域の中心都市として発展しています。豊かな自然に恵まれ、海と山に囲まれた地域です。人口は約6万人、春日部市のおよそ4分の1ですが、面積は210.80㎢という沖縄本島では最大の面積です。1970年8月に、名護、屋部、羽地、屋我地、久志の5町村が合併し、名護市が誕生しました。
 亜熱帯海洋性気候で、温暖な気候を活かした観光業が盛んであり、美しいビーチやリゾートホテルが多くあり、自然資源を活かした農業や漁業も行われています。沖縄本島で最も早く咲くといわれる桜の一つ、「カンヒザクラ」の名所があり、1月下旬頃には「名護さくら祭り」が開催され、市のシンボルとしてはガジュマルやシロギス、コノハチョウなどが定められています。名護市は、自然と都市機能が調和した、「やんばる」を支える重要な拠点都市です。

(2)視察内容
 名護市観光振興基本計画は、名護市が観光を核とした地域振興と経済発展を目指すための中長期的な指針となる計画であり、豊富な地域資源や特性を活かし、行政、観光協会、観光事業者、地域住民などが一体となって観光振興に取り組むための基本方針となるものです。
 観光産業は旅行業や宿泊業に留まらず、飲食、小売、農林水産など幅広い分野に経済波及効果をもたらす重要な産業であり、この計画によって観光産業の潜在力を最大限に活かし、観光消費額の増加に伴う地域経済の活性化と市民生活の向上を目指すものです。オーバーツーリズムに対応するための人材不足など、観光を取り巻く環境が大きく変化していることから、これらに対応できる施策の具現化が喫緊の課題とのことです。
 市の最上位計画である名護市総合計画に基づき、名護市の目指すまちづくりを観光の側面から実現するための分野別計画として位置づけられており、現在、第3次名護市観光振興基本計画の策定が進められています。

(3)視察から得られた考察
 名護市の地理的・文化的特性は春日部市とは大きく異なりますが、計画策定の視点や観光振興の方向性において、地域一体としての推進体制の観点は学べるものです。
 名護市では地域一体での観光マインドの醸成・観光人材拡充を図ろうと計画しています。観光協会、商工会、高等教育機関、市民、商店街、地場産業が「観光」に参画する機会を検討するという点が重要と学びました。訪れる人・働く人・暮らす人が、愛着ある関係性を持てるよう「観光客」と「市民」の接点の創出という点から、市民が春日部を自慢できるようなイベントやプログラムを充実させ、暮らす人が愛着を持ち自信をもって観光客に発信できる点も重要と思いました。
また、名護市の課題として通過型の観光客が多く、市内への滞在・周遊促進を目指す取り組みをしておりました。春日部市も都心からのアクセスが良い反面、通過されやすい傾向があります。クレヨンしんちゃんなど有効資源を地域産業とタイアップして滞在型に変える工夫を真剣に取り組むことの重要性を実感したところです。たとえば、藤まつりや桐箱といった地域資源と、地元の飲食店や小売店を組み合わせた体験型ツアーを開発し、観光客一人当たりの消費を高める工夫が重要です。また、「つながる にぎわう すまいるシティ 春日部」という総合振興計画の目標を踏まえつつ、春日部らしさを凝縮した短いキャッチコピーやメッセージを作り、市内外に一貫して発信し続けることの重要性を改めて実感しました。

視察の様子
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