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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
教育環境委員会
視察先
兵庫県 小野市
視察案件
夢と希望の教育について
実施日
令和7年10月30日
参加者氏名
永田 飛鳳、伊藤 一洋、石川 友和、平沢 一博、栗原 信司

視察結果概要

(1)視察先の概要
 小野市は、東播磨地域のほぼ中央に位置しています。明治22年の市制町村制施行により小野村(のち小野町)、河合、来住、市場、大部、下東条、福田の村が誕生しましたが、昭和29年12月1日に小野、河合、来住、市場、大部、下東条の6ヶ町村が合併して市制を施行、昭和31年4月1日には加東郡社町の久保木、古川を編入合併し、現在の小野市が誕生しました。古くからそろばんと家庭用刃物の生産地として順調な発展を遂げてきた本市は、主要幹線道路の整備や新都市建設などを契機に、東播磨の中心都市として一層の飛躍を遂げようとしています。

(2)視察内容
 小野市では、「国際社会の中でたくましく活躍できる心豊かで自立した人づくり」を基本理念とし、少子高齢化・人口減少社会、グローバル化、高度情報化、食料・資源問題などの急激な社会情勢の変化の中で、未来を切り拓く原動力は教育であるとの観点から、脳科学に基づく教育の取組を開始しました。
 脳科学に基づく教育として、東北大学教授川島隆太氏が、平成17年10月、小野市教育行政顧問に就任。「脳の司令塔」である「前頭前野を鍛える」ことは、「生きる力」を育み、こころの教育につながると提唱しました。前頭前野を健康に育て、こどもたちを健全に育むための重点施策が3つあります。
 重点施策1つ目が、「おの検定」。平成16年度から小中学校統一の独自検定で、漢字・計算・英語検定があり、基礎学力を定着させ、豊かな心を育む学習システムであり、主体的な学びや家庭学習の習慣化が図られています。体力検定では、縄跳び運動で基礎体力が向上し、継続した運動習慣の確立が図られています。
 重点施策2つ目が、「小中一貫教育」。9か年の学びのつながりを大切にした教育であり、脳の発達の時期(「10歳の飛躍」に注目)と学習内容の高度化に対応。小学校高学年の教科担任制とすることで、学力向上と自立に向けた社会性の育成を実現。また、マイナス1歳から15歳までを対象とした「16か年教育」を行っており、市長部局と連携し、脳科学の知見に基づく子育ての啓発をしています。
 重点施策3つ目が、「小野市型学力向上」。授業改革、探究型の学力向上、小野市型GIGAスクールの推進、理数教育・外国語活動に力を入れており、外国語活動は小学校1年生から実施、全小中学校にALTを配置しています。
 3つの重点施策について、川島教授監修のもと、市独自の取組を行っています。

(3)視察から得られた考察
 脳科学に基づいた教育を行っており、脳を育て、夢を叶えるために、保護者、こどもたち、教員、行政が一体となって取り組んでいることが分かりました。脳の発達年齢に合わせて、10歳を境に集中的に脳を鍛える教育を推進しており、脳科学を活用した取組が子どもたちや保護者によい影響を与えていることが分かりました。
 厳しい社会情勢の中ではありますが、子どもたちの「確かな学力」、「豊かな心」、「健やかな体」、「あたたかな家庭」を育めるよう、本市においても参考にしていきたいと思います。

視察の様子
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