各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書
視察報告書
- 委員会名・会派名
- 教育環境委員会
- 視察先
- 大阪府 豊中市
- 視察案件
- 豊中市伊丹市クリーンランドについて
- 実施日
- 令和7年10月29日
- 参加者氏名
- 永田 飛鳳、伊藤 一洋、石川 友和、平沢 一博、栗原 信司
視察結果概要
(1)視察先の概要
豊中市の面積は36.6㎢で、大阪府の中央部の北側、神崎川を隔て大阪市の北に位置し、東は吹田市、西は尼崎市、伊丹市、北は池田市、箕面市に接しています。
豊中市には、市東部から吹田市にまたがる千里丘陵に大阪府が開発したわが国初の本格的なニュータウン、千里ニュータウンがあります。面積1,160ヘクタール(豊中市域は369ヘクタール)、計画人口15万人(豊中市域は5万人)に及び、まちびらきは昭和37年(1962年)11月でした。「近隣住区」など当時の最先端の都市計画理論を取り入れて整然とした街が造られ、このうち豊中市域は新住宅市街地開発法(昭和38年(1963年)公布)に基づく日本で最初の事業として開発が進められました。
昭和37年(1962年)に吹田市域で入居が始まってから約50年が経過し、その間にみどりが育ち、人々が暮らしを営み、さまざまな地域活動が展開されるなど、千里ニュータウンはまちとして大きく成長してきました。豊中市域と吹田市桃山台・竹見台地区は、新住宅市街地開発法(昭和38年7月公布)に基づく最初の事業です。「近隣住区」など当時の最先端の都市計画理論を取り入れた実験都市でもあり、緑に恵まれた整然とした街並みが形成されています。
(2)視察内容
豊中市伊丹市クリーンランドは、豊中市と伊丹市の両市域(合計約60万人)において排出された家庭系のごみや事業系の一般廃棄物(事業系ごみのうち、産業廃棄物を除くもの)を受け入れ、焼却・破砕・選別などの中間処理を行うごみ処理施設となっています。
クリーンランドには現在ごみ焼却施設と破砕選別処理を行うリサイクルプラザの2つの処理施設と、旧施設解体跡地のクリーンランドひろばの3つの施設があります。
ごみ焼却施設では日量175トンの処理能力の焼却炉3基で可燃ごみを処理しています。焼却時に発生する余熱は高効率発電設備に供給し積極的に発電を行うとともに、発電した電力の一部は両市内の教育施設などへ供給しています。焼却処理後の焼却灰はフェニックス(大阪湾広域臨海環境整備センター)に搬出し埋立処理されています。
リサイクルプラザ(愛称:豊中伊丹スリーR・センター)では、搬入された不燃ごみや粗大ごみは機械により破砕・選別し、資源化を行っています。また、ペットボトル、びん類、缶類などは、人の手によって不純物などの除去を行い資源化を行っています。なお、処理後の不燃系ごみは焼却灰と同じく、フエニックスで埋立処理されています。
クリーンランドひろばは、旧焼却施設解体後の跡地整備事業において、周辺緑地との調和を目指し来場者に親しみと憩いを感じて頂けるよう緑豊かな芝生ひろばとして整備しました。約3,000平方メートルのひろばには、遊歩道を始めボルダリング、健康遊具、休憩所などを配置しています。
事業効果としては、共同処理による事業費低減化、共同処理による環境負荷低減化、電力の地域供給などがあげられていました。
今後の課題としては、ごみ焼却施設の定期補修費の増加と後年度負担の平準化、リサイクルプラザの発火件数の増加、プラスチックごみの全量回収への対応などがあげられていました。
(3)視察から得られた考察
豊中市伊丹市クリーンランドは、大阪府豊中市と兵庫県伊丹市が運営する「ごみ焼却施設」であり、県境を越えての施設運営のありかたや、全国的に珍しい焼却施設3基の設置を行い、発電施設を併用し、自家消費はもとより、売電までの運営をしているとのことでした。
今後、春日部市でも焼却施設の建て替え等が必要となった際には、最先端の焼却施設を注視し、かつ、今回の視察を参考にしていきたいと思います。

視察の様子