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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
建設委員会
視察先
愛知県 春日井市
視察案件
新しいモビリティサービスの導入について
実施日
令和7年10月29日
参加者氏名
吉田 稔、鈴木 一利、古沢 耕作、金子 進、 今尾 安徳、鬼丸 裕史

視察結果概要

(1)視察先の概要
 春日井市は、名古屋市の北東部に位置し、市域は、東西15.7q、南北13.7qで面積は92.78㎢です。東部は、愛知高原国定公園に指定されている良好な自然環境に恵まれた丘陵地で岐阜県と隣接し、南は、庄内川を挟んで名古屋市に隣接しています。
 人口は、約30万5千人で、気候は、一般に温暖です。全国有数の実生サボテンの生産地としても知られ、また平安時代の書の三跡の一人である小野道風の生誕伝承地で「書のまち春日井」として書道の振興に力を入れています。
 交通については、市内には、南部を東西に走るJR中央本線、西部を南北に走る名鉄小牧線、高蔵寺から瀬戸、豊田を経由して岡崎に至る愛知環状鉄道、勝川から枇杷島に至るTKJ城北線の4鉄道があり、また、中央部を南北に走る東名高速道路と国道155号、南部を走る国道302号、名古屋第二環状自動車道などの主要道路があります。

(2)視察内容
 春日井市の高蔵寺ニュータウンは、まちびらきから50年以上が経過し、初期の入居者が一斉に高齢化したことや区域内人口が年々減少傾向にあること、また、買い物や病院への移動は、自家用車に依存しているため、免許返納後の将来の移動手段に不安を抱えている市民が多いことなど、さまざまな交通課題を抱えています。そのため、春日井市では、自動運転技術やAIの活用など、新しいモビリティサービスの導入に向けたさまざまな実証実験や検討を進めています。
まずはラストマイル自動運転送迎サービスです。こちらは、人口約4,300人、世帯数2,000世帯、高齢化率が47%の石尾台地区において、商業施設や集会所、病院などへの移動を担う新たなモビリティサービスとして、名古屋大学との連携により開発されたものです。現在は、石尾台地区の町内会、民生委員などの地元住民で設立されたNPO法人が主体となって送迎サービスを運営しているとのことです。利用実績としては、令和6年度は、利用人数が1,240人、運行回数は、977回、1日平均利用人数は、5.2人とのことでした。
 次に、オンデマンド乗り合いサービスです。タクシーの利便性を維持しながら、通常のタクシー運賃より割安に乗車できる新しい移動サービスの導入が検討され、実証実験が行われました。令和5年10月から令和6年9月までの期間の利用実績は、乗車人数2,317人、運行日数243日、1日平均人数9.5人、乗合率1.11%とのことでした。
 その他にも、春日井版MaaSウェブアプリ「move!かすがい」の導入や共同配車システムの実証実験を行うなどさまざまな取り組みを実施しています。

(3)視察から得られた考察
 春日井市では、新しいモビリティサービスの導入に向け、さまざまな実証実験や検討を進めています。高齢化や人口減少などによる交通課題は全国的な課題であることから、今回の行政視察は、本市においてもとても参考になるものでした。
 新しいモビリティサービスの導入は、既存の交通機関などと競合する恐れがあるため、合意形成や連携が不可欠です。本市においても、春日井市の今後の取り組みに注視しながら、春日部市に適した公共交通の在り方を研究する必要があると考えます。

視察の様子
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