医師の処方なしに薬局やドラッグストアなどで購入できる医薬品(OTC薬)とほぼ同じ有効成分や効能を持ち、医師の処方箋が必要ないわゆるOTC類似薬を保険の対象から外そうとする動きが急速に強まっています。
治療に必要な薬が保険適用除外となると、患者負担は現在の3割から10割に大きく増えることになります。病気と向き合いながら薬代の心配までしなくてはならないのは、あまりにつらいことです。お金が足りなくなれば治療を諦めざるを得ない方も出てくるかもしれません。持病のある方、子育て家庭、経済的に苦しい方にとっては深刻な影響です。
「軽い症状なら市販薬で済ませてほしい」という国の方針は、患者の受診抑制につながります。これでは病気の早期発見、早期治療ができず、国民の命や健康が守れません。医師の診療と処方をあまりに軽く見ています。治療に必要な医薬品が保険適用から外されることは、必要な医薬品を買える経済力がある人しか治療を受けられないということで、医療の自己責任を強化し、国民皆保険制度を形骸化させるものです。
よって、政府におかれましては、誰もが安心して必要な医療を受け、命と健康が守られるためにOTC類似薬の医療保険適用を継続することを強く求めます。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和7年12月18日
春 日 部 市 議 会
衆議院議長 様
参議院議長 様
内閣総理大臣 様
財務大臣 様
厚生労働大臣 様