議第5号 憲法9条の堅持を求める意見書について
高市首相は2月20日、施政方針演説において、改憲について「国会における発議が早期に実現されることを期待する」と述べました。
衆議院議員総選挙では、自由民主党が結党以来最多の3分の2を超える議席を獲得し、衆議院選挙で当選した465人の9割が憲法改正に賛成ということです。現在の選挙制度の下で生み出された結果ですが、選挙に行かなかった人も含めた全有権者を対象にすると、比例代表選挙で自由民主党に投票した人は20.37%に過ぎません。高市首相は9日の会見で「国民の皆様からのご信任をいただいた」と述べましたが、全有権者の2割程度では「信任を得た」とは言えません。
戦争放棄、交戦権の否認などを定めた「憲法9条」について、2013年から毎年春に郵送調査を実施している朝日新聞の調査では、直近の2025年5月3日でも「変えるほうがよい」は35%で、「変えないほうがよい」56%のほうが上回っています。2013年以来この割合は大きく変わっておらず、一貫して「変えないほうがよい」が上回っています。
「国論を二分するような大胆な政策、改革にも果敢に挑戦したい」と国会を解散しましたが、国民は国論を二分する問題を白紙委任したわけではありません。とりわけ、憲法9条については「変えないほうがいい」という国民が多数です。
よって、政府におかれましては「戦争放棄、戦力不保持」をうたった憲法9条を堅持し、将来にわたって日本が戦渦に巻き込まれることがないよう強く求めます。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和8年3月19日
春 日 部 市 議 会
衆議院議長 様
参議院議長 様
内閣総理大臣 様
防衛大臣 様