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各常任委員会、議会運営委員会、各会派 行政視察報告書

視察報告書

委員会名・会派名
新政の会
視察先
沖縄県 浦添市
視察案件
「レインボー都市うらそえ宣言」について
実施日
平成31年1月30日
参加者氏名
山崎 進、会田 幸一、滝澤 英明、鬼丸 裕史、金子  進、佐藤  一、水沼 日出夫、石川 友和、榛野  博

視察結果概要

(1)視察先の概要
 浦添市は、昭和45年7月1日に市制施行され、沖縄本島の南側に位置し、東に西原町、南に那覇市、北東に宜野湾市が隣接し、東西に8.4km、南北に4.6kmで、北を頂点に南西と南東に広がった扇状の形をしています。
 人口は114,531人、世帯数49,610世帯(H30年12月現在)、市の面積は、19.48kmとなっています。
 第三次浦添市総合計画において、これからのまちづくりの在り方として、「私たちは、すべての市民が太陽のように光り輝き、世界に開かれた活力あふれる平和で豊かな住みよい街へ発展し続けていくようにという願いを込めて、「てだこの都市(まち)・浦添」を私たちの目指す都市像とします」と定義しています。
 てだこは、浦添市に関するイベントや施設等において、名称として持ち入れら
れるようになっております。※てだことは、太陽の子という意味です。

(2)視察内容
@ 事業の実施に至った経緯について
 平成26年に、社会的流れにより、性の多様性について情報の収集を始め、男女共同参画週間パネル展において、性的マイノリティに関する情報の掲示を行いました。もともと、国籍などにおいても地理的、社会的に取り組みがあるとともに、多様性に関する意識があるほか、性的マイノリティに関しても、必然的な流れが土壌として地域にあり、LGBTへの啓発も進められました。
 平成29年3月には、「てだこ女男プラン」として、「第3次浦添市男女共同参画行動計画」の策定を行い、具体的施策の展開、多様な性や人権を尊重する社会づくりの推進、多様性を知り、認め合う社会づくりの推進、人権意識の高揚促進に、性の多様性に関する施策の位置づけを行いました。

A 事業概要について
  平成29年度「男女共同参画行動計画」を掲げ、多様な性や人権を尊重する社会づくりの推進に基づいた諸施策を展開しております。

B 事業の取り組み・成果について
市内において、市民や事業所にアンケートを行い、LGBTに対する認知度などを測り、これをもとに、市職員や市内小中学校の教職員などを対象に研修会などを行うとともに、広報うらそえなどで、普及啓発に係る情報発信を行っています。
 また、レインボーフラッグの掲揚なども市内の施設などで設置を進めています。

C 今後の展望・課題について
 東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、海外に比べ遅れをとっている性的マイノリティとの向き合い方、人権・性の多様性を尊重する社会機運の高まりに、どう向き合うかが論点となっています。
 浦添市として、市の関連計画との整合性や個人のプライバシーを尊重しつつ、市民や企業、当事者などの理解と協力支援を目指し、啓発を進めていくことが求められています。

(3)視察から得られた考察
 春日部市においても、LGBTに対する啓発は社会的要請などから必要であると先の議会の一般質問で、ほかの議員からも問題提起されました。
 小中学校などの段階でも、早期の段階から理解を深める事業が必要であると考えられます。また、公共施設などの利用に関しても、性的マイノリティの方々が、不安・戸惑いを感じないような配慮された施設設置も今後のインバウンド施策などを考慮すると急務であるとも考えられます。
 本問題を考えたとき、更に考えを進められたのが、老若男女が住みやすい社会構築が、今後春日部において、選ばれる街づくりに必要な考えであることを強く感じました。

視察の様子
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