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国民健康保険税の引き下げを求める請願

請願第2号 国民健康保険税の引き下げを求める請願

受理番号
請願第2号
受理年月日
平成30年2月19日
委員会付託日
平成30年2月27日
付託委員会
議決結果
不採択
議決年月日
平成30年3月16日
紹介議員
松本浩一、卯月武彦、並木敏恵、坂巻勝則、今尾安徳
大野とし子

請願の内容

受理番号:請願第2号
 国民健康保険税の引き下げを求める請願

件 名
 国民健康保険税の引き下げを求める請願
要 旨
 国民健康保険税を引き下げてください
理 由
 国民健康保険は、2018年度から都道府県単位の運営になり、保険税は、都道府県が示す標準税率を参考に、市町村が独自の税率で徴収し、標準税率に基づいた額を都道府県に納めることになります。
 春日部市では、県の示す標準税率による賦課総額を現行税率による賦課総額との差が、3億7,110万円あるとして、保険税を引き上げようとしています。
 1月の試算では、引き上げられると、50歳で収入が98万円までの単身世帯での保険税は、現行16,200円から25,600円となり、9,400円の引き上げになります。35歳の夫婦と子ども1人の世帯で、収入が400万円の場合は、現行336,600円から346,200円にとなり、9,600円の引き上げになります。また、70歳で年金収入が200万円の単身世帯での保険税は、現行76,300円から80,400円となり、4,100円の引き上げになります。
 春日部市の国民健康保険加入世帯の80%は、所得200万円未満です。加入世帯の平均所得は104万円と大変低く、保険税は約15万円で、所得の約15%を占めています。そのために払いたくても払えない状況にあり、滞納世帯の約80%が所得200万円未満の世帯です。
 今でも高い保険税を引き上げることになれば、滞納者をますます増やすことになり、滞納すれば、短期保険証となり、受診抑制で重症化し、医療費の増加となります。誰もが払える国保税にすることこそ必要です。
 春日部市は、これまで毎年、過去9年間の平均で約7億円の一般会計からの法定外繰入を行ってきました。賦課総額の差額3億7,110万円は、これまで通り一般会計からの法定外繰入を行えば、解消できる額であり、引き下げることも可能です。
 県東部地域では、草加市、越谷市、久喜市、宮代町、松伏町が引き上げない方針です。
 国民健康保険制度は、誰もが安心して医療にかかれるようにした社会保障制度であり、「皆保険制度」を支えてきた大切な制度です。しかし、1984年、国が国庫負担の比率を50%から25%に減らしたことによって高い保険税となっています。
 国へ負担金の増額を求めるとともに、これまで通り一般会計からの法定外繰入を継続、拡充しながら、保険税額を引き下げ、誰もが無理なく支払える額とすることを求めます。
 地方自治法第124条の規定により、上記のとおり請願書を提出します。
 平成30年2月13日
 春日部市議会議長  滝 澤 英 明 様

会議録

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