学校給食費の無料化と庄和地域における自校給食の実現を求める請願

受理番号

請願第11号

受理年月日

平成29年8月21日

委員会付託日

平成29年8月29日

付託委員会

議決結果

不採択

議決年月日

平成29年9月15日

紹介議員

松本浩一、卯月武彦、今尾安徳、坂巻勝則、並木敏恵
大野とし子

請願の内容

受理番号：請願第11号
　学校給食費の無料化と庄和地域における自校給食の実現を求める請願

件　名
　学校給食費の無料化と庄和地域における自校給食の実現を求める請願
要　旨
　子育て支援のために学校給食費の無料化をめざし、庄和地域にも自校給食を実現させ、よりおいしく安全な給食を子ども達に提供してください。
理　由
　今春日部市の人口は、合併後約６０００人以上も減り、特に子育て世代である４０歳以下の人口が大幅に減少しています。出生率をみると、全国１．４３、埼玉県１．３３と比べ春日部市は１．１７とさらに低い状態です。ところが近隣市は人口の増加が見られます。春日部市からの流出も考えられます。対策として、早急に子育て世代が春日部なら安心して子育てできると思う環境づくりが必要です。
　また今、「子どもの貧困化」が社会の大きな問題となっています。日本の子どもの貧困率は２０１５年度で１３．９％、ひとり親世帯は５０．８％と主要国では最悪の水準です。家庭の経済的困窮が子どもの現在と未来を不安にさせています。バランスの良い、おいしい給食だけがたよりの児童・生徒もいると思います。子どもの成長の手助けの一環としても給食の無料化が必要です。全国的にも給食費の補助（全額、半額、１部補助）を実施している自治体が増え、２０１５年度で１９９区市町村以上あることが分かっています。（全日本教職員組合調査）。
　春日部市は人口減少に歯止めをかけるため、また「子育てが楽しく日本一幸せに暮らせるまち」を目指すためにも、子どもの教育費を軽減する一環として学校給食の無料化を段階的にもぜひ実現してください。
　今ひとつ、春日部地域の自校給食は、文部科学省の「学校給食表彰」を過去８年で６回も受賞しました。大変おいしい学校給食として市長も誇りにしています。しかし、同じ春日部市でありながら、庄和地域の給食はその「表彰」には該当していません。庄和地域はセンター方式で大量につくる等のために、どんな努力をしても自校給食にはかないません。この不公平差をなくすために、庄和地域にぜひ自校給食を実現させ、春日部地域同様、より豊かでおいしい給食を提供してください。
　地方自治法第１２４条の規定により上記の通り請願書を提出します。
　　２０１７年８月９日
　春日部市議会議長　　滝　澤　英　明　様

会議録