長引く不況のもと貧困と格差の広がりは、子どもたちにも深刻な影響を与えています。家庭が貧しいために、満足な食事がとれず学校給食が主な食事になっている子どもさえ生まれています。
学校給食は、戦後まもなく子どもの栄養状態の改善を目的にはじめられ、今日では「食育」として、人間の生活の基本となる食事、食文化を伝える教育の柱のひとつになっています。憲法26条は「義務教育は、これを無償とする」と明記しています。この憲法の精神にたてば、学校給食が「教育の一環」であることから無償とすることが基本です。
全国や県内では、学校給食費への補助や無償化を実施する自治体が広がっており、「子どもは地域の財産」と位置づけ、学校給食費を無償にして住民から喜ばれています。「子育て日本一」をかかげる春日部市として、小中学校給食費の無償化を早期に実施することを強く求めます。
以上、決議する。
平成30年6月14日提出
春 日 部 市 議 会