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意見書・決議の詳細情報

議第10号 次期介護保険制度改正における福祉用具、住宅改修の見直しに関する意見書

番号
議第10号
議決年月日
平成28年9月16日
議決結果
原案可決

内容

 平成27年6月30日に閣議決定された「骨太の方針」の中で、次期介護保険制度改正に向け、軽度者に対する福祉用具貸与等の給付の見直しを検討することが盛り込まれました。
 現行の介護保険制度における福祉用具、住宅改修サービスは、高齢者自身の自立意欲を高め、介護者の負担軽減を図るという極めて重要な役割を果たしています。
 例えば、手すりや歩行器などの軽度者向けの福祉用具は、転倒・骨折の予防や自立した生活の継続を実現するとともに重度化を防ぎ、又は遅らせることに役立っています。さらに、安全な外出機会を保障することにより、一人暮らしの高齢者のとじこもりを防ぎ、社会生活の維持につながっています。
 今後、軽度者に対する福祉用具、住宅改修の利用が原則として自己負担となれば、特に低所得世帯等弱者の切捨てになりかねません。
 また、福祉用具、住宅改修の利用が抑制されることにより、重度化が進展して結果として介護保険給付の適正化という目的に反し、高齢者の自立的な生活を阻害し、給付費が増大するおそれがあります。
 よって、国においては、次期介護保険制度改正における福祉用具、住宅改修サービスの見直しについて、高齢者の自立を支援し、要介護状態の重度化を防ぐという介護保険の理念に基づき、介護が必要な方の生活を支える観点からの検討を行うよう強く求めます。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
  平成28年9月16日
                         春 日 部 市 議 会
 衆議院議長 様
 参議院議長 様
 内閣総理大臣 様
 財務大臣 様
 総務大臣 様
 厚生労働大臣 様
 社会保障・税一体改革担当大臣 様

会議録

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